少しは涼しくなった8月末日、佐賀県内でBCP(事業継続計画)のセミナー講師依頼を請け1時間セミナーに立たせて頂きました。
まずBCP(事業継続計画)とは?
BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。 緊急事態は突然発生します。
1.1 BCP(事業継続計画)とは – 中小企業庁
www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html
不測の事態が起きた場合、如何にして事業を継続させるかを前もって準備しておきましょう!と言うことです。
なぜ今BCP(事業継続計画)なのか?
やはり最も大きな要因は2016/14,16に起こった「熊本地震」の影響であることは間違にない。あのような災害がもし自分の所起きた場合どうなるのか?と言う気持ちが対岸の火事でなくなったことを物語っています。
でもそんなに頻繁に大震災は起きないが・・・・
BCP(事業継続計画)を解説した書籍、Webサイト、政府刊行物はやはり「大地震」を前提としている。が、しかし「大地震」に合うのは一生に一度あるかないか・・・
それに対してなかなか実感がわかないのが正直なところです。
私は中小企業診断士である
そこで中小企業診断士である私が呼ばれた意味が問われます。
中小企業特に小規模、個人事業者にとっては更に遠い話になってしまいがちである。
と言うことで災害をもう少し幅を広げ、
急に起こる経営の危機
として考えるとどうでしょ?
- 社長自身の急な病気や事故。
- ベテラン職人の急な病気や事故、退職。
- 重要な仕入先の突然の倒産や営業停止。
- 販売先の突然の倒産や営業停止。
身近なところでさまざまな”危機”が存在しています。
これらも含めて「危機管理」を如何にするかが小規模・個人事業者に求められす現実ではないでしょうか?
そこで必要な物は!?
ここまで来ればピンと来るとは思いますが、経営計画、事業計画を準備することが重要です。その中の一部としてBCP(事業継続計画)が含まれると考えれば、BCP(事業継続計画)は特殊なことでなく、普段の経営の中でしっかりと業務管理や人事管理、売上管理、資金管理などしっかり行うことからに派生であることで十分対応できると考えます。
- 自社の強みは何で、
- 大切な経営資源はどれどれで、
- 売上(キャッシュフロー)最も寄与している業務・商品はどれで、
- キーになる従業員は誰で、
- 大切なお客様はどちらで・・・
をしっかり整理すれば凡そBCP(事業継続計画)は出来上がります。
とは言えBCP(事業継続計画)には
やはり経営計画・事業計画で盛り込めないことだけを特別に考えればよいのです。
「あの川が氾濫したたどういう体制でどんな対策を取る」
「大きな台風が来たらどのような対処をする」
など吸収はやはり風水害に対する想定した計画を盛り込めばわかりやすいのではないでしょうか。
最後にSpcial Thanks
佐賀県商工会連合会様、各商工会会長、副会長様ありがとうございました。
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